「韓国語を勉強したい!」と思ったとき、多くの方が最初に挑戦するのが、あの独特な形をした文字「ハングル」ではないでしょうか。

一見すると複雑な記号に見えるかもしれませんが、実はハングルは世界で最も科学的で学びやすい文字の一つと言われています。基本的なルールさえ覚えてしまえば、誰でもすぐに読めるようになるんです!

この記事では、ハングルの基本的な仕組みから、覚え方のコツまでをわかりやすく解説します。さあ、一緒に韓国語の世界への第一歩を踏み出しましょう!

ハングルってどんな文字?

ハングルは、日本語の「ひらがな」や「カタカナ」と同じ「表音文字」で、一つ一つの文字が音を表します。そして、その作りは非常にシンプルです。

子音(しいん)を表す文字母音(ぼいん)を表す文字

この2種類のパーツを組み合わせて、一つの音(一文字)を作ります。例えるなら、レゴブロックのようなもの。基本的なブロックの形とルールを覚えれば、あとは自由に組み立てるだけです!

まずは基本の母音を覚えよう!

ハングルの母音は、「・(天)」「ㅡ(地)」「ㅣ(人)」の3つの要素を組み合わせて作られています。まずは、最も基本となる10個を覚えましょう。

[a] ア [ya] ヤ [eo] オ [yeo] ヨ [o] オ
[u] ウ [yu] ユ [eu] ウ [i] イ

ポイント:「ㅓ」と「ㅗ」はどちらも「オ」に近い音ですが、「ㅓ」は口を縦に開けて「ア」の口で「オ」、「ㅗ」は口を丸くすぼめて「オ」と発音すると、ネイティブに近い音になります。

次は基本の子音!口の形がヒント

子音の文字は、その音を出すときの口や舌の形を基に作られているため、関連付けて覚えるのがおすすめです。

[g/k] [n] [d/t] [r/l] [m]
[b/p] [s] [ng/無音] [j]

ポイント:「ㅇ」は、母音と組み合わさるとき(例:아)は音のない無音ですが、文字の下に来るとき(例:강)は「ン [ng]」の音になります。

文字を組み合わせてみよう!

覚えた子音と母音を組み合わせて、実際の文字を作ってみましょう。組み合わせ方には基本のルールがあります。

パターン1:子音が左、母音が右

母音が「ㅏ, ㅑ, ㅓ, ㅕ, ㅣ」のように縦に長い場合は、子音を左に置きます。

例:ㄱ + ㅏ → 가 (カ), ㄴ + ㅓ → 너 (ノ)

パターン2:子音が上、母音が下

母音が「ㅗ, ㅛ, ㅜ, ㅠ, ㅡ」のように横に長い場合は、子音を上に置きます。

例:ㅅ + ㅗ → 소 (ソ), ㅈ + ㅜ → 주 (チュ)

最後のステップ「パッチム」

ハングルには、子音+母音の下に、さらにもう一つ子音がくっつくことがあります。この最後の支えるような子音を「パッチム」と呼びます。

例:ㄱ + ㅏ + ㄴ → 간 (カン), ㅅ + ㅏ + ㄹ → 살 (サル)

パッチムの発音には少し複雑なルールもありますが、まずは「文字の下にも子音が来ることがある」という存在だけ覚えておけば大丈夫です!

ハングルの仕組み、少し理解できましたか?
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