韓国ドラマを見ていると、会社の飲み会(会食)や友人との食事で、一人がまとめて会計を済ませるシーンが多くありませんか?日本のようにレジで「別々で」と言うシーンはあまり見かけません。
韓国には、年上の人や役職が上の人が「奢る(쏘다 / ッソダ)」ことが一種の美徳とされる文化が根強く残っています。これは、儒教の年長者を敬う文化や、「情(ジョン)」を大切にする共同体意識の表れです。
しかし、最近の若い世代の間では、この文化も変わりつつあります。今回は、韓国の伝統的な「奢り文化」と、新しい「割り勘文化」についてご紹介します。
1. 伝統的な「奢り」の文化
友人同士の集まりでも、その中で一番年上(または先輩)の人が「今日は自分が出すよ(내가 낼게 / ネガ ネルケ)」と全員分を支払うのは、ごく自然な光景です。
これは「年上としての威厳」を示すと同時に、後輩への「情」を示す行為でもあります。その代わり、後輩は次の「2次会(2차 / イチャ)」のカフェ代を出すなどして、暗黙のうちにバランスを取ることも多いです。
2. 最近の「割り勘」文化
いくら年上でも、毎回奢るのは経済的な負担が大きいですよね。そこで、特に20代〜30代の若者や親しい友人同士の間で主流になっているのが「割り勘」です。
더치페이 (トチペイ)
「ダッチペイ(Dutch pay)」が韓国語式の発音になった言葉で、「割り勘」を意味する最も一般的な単語です。「우리 더치페이 하자(ウリ トチペイ ハジャ / 私たち、割り勘にしよう)」のように使います。
N빵 (Nパン)
「N分の1(1/N)」を意味するスラングで、「トチペイ」とほぼ同じ意味で使われます。「N(参加人数)」で「빵(パン / 割る)」という意味です。 「이거 N빵 하자(イゴ Nパン ハジャ / これ、N分の1にしよう)」のように使います。
【豆知識】韓国式の割り勘方法
日本のようにレジで「別々で」と言うことはあまりしません。会計は一人が代表してカードで支払い、その後、残りのメンバーが代表者へ銀行送金(カカオペイなど)するのが最もスマートで一般的な方法です。「送金するね(송금할게 / ソングマルケ)」が合言葉です。
「私が払います!」は韓国語でなんて言う?
シチュエーションに合わせた自然な表現を学んでみませんか?
