韓国語の勉強で、助詞「-은/는」と「-이/가」の使い分けと並んで、学習者を悩ませるのが否定表現です。「~しない」と訳せる言葉に「안(アン)」と「못(モッ)」の2種類があります。
例えば、パーティーに誘われて断る時、
- 「안 가요(アン カヨ)」
- 「못 가요(モッ カヨ)」
どちらも「行きません」という意味ですが、韓国人にとってはニュアンスが全く違います!これを間違えると、相手に誤解を与えかねないほど重要な違いです。ポイントは「自分の意志」かどうかです。
1. 안(アン):「意志」による否定(~しない)
「안」は、自分の意志で「~しない」と決めて行動しないことを表します。英語の「don't」に近いです。
動詞や形容詞の前に「안」を置くだけで使えます。(例:안 먹어요 / アン モゴヨ / 食べません)
【「안」を使うシチュエーション】
A: 파티에 가요? (パーティーに行きますか?)
B: 아니요, 안 가요. (いいえ、行きません。)
(行くことはできるけど)自分の意志で「行かない」と選択したニュアンス。「興味がないから行かない」「疲れたから行かない」など。
저는 술을 안 마셔요.
(私はお酒を飲みません。)
(体質的には飲めるけど)主義・嗜好として「飲まない」と決めている。
2. 못(モッ):「不可能」による否定(~できない)
「못」は、自分の意志とは関係なく、何らかの理由(時間がない、能力がない、事情がある)で「~できない」ことを表します。英語の「can't」に近いです。
動詞の前に「못」を置きます。(※形容詞には使えません)
【「못」を使うシチュエーション】
A: 파티에 가요? (パーティーに行きますか?)
B: 아니요, 못 가요. (いいえ、行けません。)
(本当は行きたいけど)仕事や先約があって「行きたくても行けない」というニュアンス。
저는 술을 못 마셔요.
(私はお酒を飲めません。)
体質的にお酒が弱い、または医者に止められていて「飲めない」。
このように、誘いを断る時に「안 가요」と言うと「あなたの誘いには興味がない」という冷たい印象を与えてしまいますが、「못 가요」と言えば「行きたいけど、事情があって行けないんです」という柔らかい断り方になります。
この微妙なニュアンスの違い、とても重要ですよね。
ネイティブ講師との会話練習で、失礼のない自然な断り方をマスターしましょう!
