「저는 일본 사람입니다(チョヌン イルボン サラミムニダ)」と「제가 일본 사람입니다(チェガ イルボン サラミムニダ)」。
どちらも「私は日本人です」と訳せそうですが、韓国語では「-은/는(ウン/ヌン)」と「-이/가(イ/ガ)」という2つの助詞が、日本語の「~は」や「~が」にあたる役割を持っています。この使い分け、本当にややこしいですよね。
日本語の「は」と「が」の感覚で使うと、ネイティブには少し不自然に聞こえてしまうことも…。それぞれの助詞が持つ核心的なニュアンスを理解すれば、もう迷いません!
1. -이/가 [イ/ガ]:主語を特定する「~が」
「-이/가」は、主語(S)であることを示す、最も基本的な助詞です。(前の名詞にパッチムがあれば「-이」、なければ「-가」を使います)
日本語の「~が」にとても近いですが、特に「誰が?」「何が?」という情報を新しく・具体的に示すときに使われます。
【-이/가 の主な役割】
- 新しい情報の提示:「옛날에 할아버지가...(昔々、おじいさんが…)」のように、初めて話題に出す主語。
- 主語の特定:「(他の誰でもなく)私がやりました」→「제가 했어요(チェガ ヘッソヨ)」
- 単純な事実・描写:「날씨가 좋아요(ナルッシガ チョアヨ / 天気が良いです)」
2. -은/는 [ウン/ヌン]:テーマを提示する「~は」
「-은/는」は、主語だけでなく、その文全体の「テーマ(Topic)」を示す助詞です。(前の名詞にパッチムがあれば「-은」、なければ「-는」を使います)
日本語の「~は」に似ていますが、「(これから話すテーマは)~はね、」と話題を提示する感覚が強いです。
【-은/는 の主な役割】
- テーマの提示・自己紹介:「저는 학생입니다(チョヌン ハクセンイムニダ / 私は学生です)」→(私のことをテーマにすると)私は学生です、というニュアンス。
- 対比・強調:「이것은 좋은데, 저것은 별로예요(イゴスン チョウンデ, チョゴスン ピョルロエヨ / これは良いけど、あれはイマイチだ)」のように、2つのものを比べる。
- 一般的な事実:「겨울은 추워요(キョウルン チュウォヨ / 冬は寒いものです)」
【実践】どう使い分ける?
では、冒頭の例文を見てみましょう。
(状況:大勢いる中で「日本人の方はいますか?」と聞かれた)
제가 일본 사람입니다. [チェガ イルボン サラミムニダ]
訳:「私(が)日本人です」
(他の人ではなく)「私が」と主語を特定しているので「-가」が自然です。
(状況:自己紹介をしている)
저는 일본 사람입니다. [チョヌン イルボン サラミムニダ]
訳:「私(は)日本人です」
「私」というテーマについて説明しているので「-는」が自然です。
このように、日本語訳にとらわれず、「主語そのものを指したいのか(-이/가)」「それをテーマとして何か説明したいのか(-은/는)」で考えると、使い分けがクリアになってきます!
この微妙な文法のニュアンスこそ、独学では難しいポイント。
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